【目次より】
白天目茶碗 徳川美術館 大名物 重要文化財
菊花天目茶碗 藤田美術館 中興名物
瀬戸黒茶碗 銘 小原木
瀬戸黒 銘 小原女
瀬戸黒 銘 冬の夜
瀬戸黒 銘 有明
瀬戸利休
利休瀬戸 銘 万歳
黄瀬戸茶碗 銘 朝比奈
黄瀬戸 銘 難波
黄瀬戸
黄瀬戸 畠山記念館
志野茶碗 銘 卯花墻 国宝
志野 銘 羽衣
志野 銘 広沢
志野 銘 朝萩
志野 銘 朝日影
志野 銘 初音 常盤山文庫
志野
志野 銘 通天
志野 銘 亀のをの山
志野 銘 住吉 一名 五条橋
志野 銘 牛若
志野
志野 銘 おく山
志野 銘 朝陽 藤田美術館
志野
志野 銘千石
無地志野 銘 卯の花
鼠志野茶碗 銘 峰紅葉 五島美術館
鼠志野 銘 山端 根津美術館
鼠志野 畠山記念館
鼠志野
鼠志野 銘 さざ波
鼠志野 銘 通天
鼠志野
練り上げ志野 銘 猛虎
織部筒
黒織部茶碗 銘 冬枯 徳川美術館
黒織部 銘 松風
黒織部 銘 やぶれ窓
黒織部
黒織部 銘 柾垣
赤織部 銘 山路
赤織部
伯庵茶碗 本歌 中興名物
伯庵 銘 宗節
伯庵 銘 冬木 五島美術館 中興名物
伯庵 銘 朽木 五島美術館 中興名物
伯庵 銘 土岐 藤田美術館 中興名物
伯庵 銘 黒田
解説 荒川豊蔵 小山冨士夫 田中作太郎 林屋晴三 藤岡了一 満岡忠成
概説 林屋晴三
寸法比較表
【凡例より】
一、本巻は、平凡社刊『茶碗』全五冊(中国・安南、朝鮮一、朝鮮二、日本一、日本二)のうち、「日本 一」とする。松の画 茶碗 吉井史郎。【逢絢亭・新品】茶道具 懐石道具 汲出椀 京焼 安南写 雲堂の絵 5客セット 花蝶窯 手塚石雲 手塚充 共箱入り。
一、原色図版は、側面と高台を、見開きで掲載したが、見込みにとくにみるべきものある場合には、挿図として解説欄外に掲載した。
一、原色図版は、原寸大を原則としたが、高台は、視覚的安定をうるためにいくぶん小さめにした。手塚祥堂 海浜茶碗。鈴木八郎(日展作家)作 美在銘 粉吹孔雀文茶碗 茶道具[15]。
一、付属品および書き付けのうち、とくに重要と認められるものは、参考図版として解説欄外に掲載
した。
一、かなづかいは、引用文を除いて、新かなづかいとし、用字は、固有名詞、専門用語のほかは当用漢字、当用略字によった。『趣味の店 三本松 京焼の色絵陶器』。【閑】中村源水造 片身変 茶碗 抹茶碗 共箱 / 茶事 茶道具 3C0601■。
【解説 より一部紹介】
白天目 大名物 重要文化財 徳川美術館
寸法
高さ6.6-6.8cm
口径12.2-12.3cm
高台外径4.5cm 同 高さ0.7cm
志野にちかい長石釉の厚くかかった、天目形りの茶碗を俗に白天目と呼んでいる。近年美濃の窯跡から出土した、時代のややくだって、桃山・江戸初期と思われるものは何点かあるが、古格のあるこの類の白天目は、尾州徳川家に伝わったこの茶碗と、もと加賀前田家に伝わった白天目の二碗が知られているだけである。清水保孝 ★ 鉄絵 亀遊文 茶碗 ★ 共箱 栞 ★ 父:人間国宝 清水卯一 ★ 絵唐津を思わせる味わいのある上作 ★ 茶道具 ★。竹泉染付煎茶器。
白天目はわが国最古の白い焼き物で、ともに武野紹鴎所持と伝えられる。紹鴎は弘治元年(一五五五)十月二十九日、五十四歳で没しているので、それ以前の作とみなすべき茶碗である。U50087 幽香宗白 山田宗白 幽香 山田宗偏流 九世 家元 花押 楽 赤楽 筏に宝珠 茶碗 松寿窯 宗偏流 茶道具 /PS。404042 【 美品 茶道具 五世 中村東洸造 倣井戸茶碗 加陽庵 陶印 栞 共箱 】 検) 作家物 煎茶道具 来客 茶器 茶湯 茶呑 茶懐石 茶器 和物ⅰ。白天目の残片は瀬戸の朝日窯からも発見され、美濃では大萱、大平、高根、久尻のほか、かなりたくさんの窯跡から発見されているが、白天目でいちばん古いこの手の窯が、どこにあったかということはまだわかっていない。土はどうも美濃のような感じがし、定林寺ではないかという説もあるが、将来の研究・発兒にまつ問題である。U50088 幽香宗白 山田宗白 幽香 山田宗偏流 九世 家元 花押 楽 赤楽 菊ノ花 茶碗 宗偏流 茶道具 /PS。鉢■盃 北峰造 御慶 丸米 大丸北峯 八十八年 六世一馬?白土物 菓子器 古美術 時代物 骨董品■。内面は見込みがやや高く、そのまわりのわずかにくぼんだ部分に流下した釉薬が厚くたまり、おなじくほんのりとオリーブ色を呈している。内外全面に荒い貫入があり、これに茶渋がしみこんで黒かっ色になっているが、茶渋は外側より内面のほうに多くしみこんでいる。茶道具 抹茶茶碗 乾山写 万両(まんりょう)、京都 鈴木一点作、桐共箱 新品、。堅山南風 ★ 鉄絵 『 竹 』 茶碗 ★ 共箱 ★ 日本画家による大胆でダイナミックな絵付の逸品 ★検 高橋広湖 瑞祥龍 ★。とくに口作りは建盞のように引きしまっていないし、浅い削りこみのある高台も分厚で柔らかく、建盞のようにきりりとしたところがない。。どこか暖かく柔らかい感じのあるのは、白天目にかぎらず、日本の陶器全休についていえる特徴だろう。
縁に厚い純金の覆輪をめぐらしてあり、白い厚い釉調との調和が美しい。高橋紘 ★ 色絵紅梅図茶碗 ★ 共箱 共布 ★ 見事で雅な絵付の逸品 ★ 茶道具 ★。茶碗■平安 与し三作【浅見よし三】竹の図 抹茶碗 お茶道具 共箱 古美術 時代物 骨董品■。焼成は還元ぎみで、釉だまりはほんのりとオリーブ色を呈し、一見黄瀬戸の淡いようにも見えるが、志野がよく焼けたと見るのが適当だろう。
袋三つ 白縮緬 茶地石畳唐物裂 紹鴎緞子
内箱 黒塗り 貼り紙書き付け「白天目武野」
外箱 春慶塗り 金粉字形「白天目 武野紹鴎所持」
もと武野紹鴎が所持し、紹鴎の子孫の武野新右衛門が、尾州徳川家に献じてより尾州徳川家に伝わった旨が、尾州徳川家蔵品台帳にしるされている。茶碗■京焼き 白黒釉 仕覆付き 萌山?お茶道具 古美術 時代物 骨董品■。岩淵重哉 ★ 塩釉 茶碗 ★ 共箱 共布 ★ 井戸手茶碗 ★ 味わいのある逸品 ★ 京都 ★。
両釉の入り交じった部分は黄飴色となり、また花弁状の部分は金気釉になり、流れた飴釉は、あるいは見込みに濃くたまり、あるいは外面になだれて随所に釉だまりを見せるなど、菊花の意匠を眼目として、素朴な手法ながら釉面の変化は尽きない。。口辺は天目のすっぽん口を模しているが、高台は低くて大きく、室町末期の瀬戸天目と共通の特色を示している。。高台内の浅い削り出しや、高台わきの削り、土見の部分に銹び釉を塗っているのも、瀬戸天目ふうである。
菊花天目は遺品のきわめてまれなもので、現在では他に一点類品が知られているにすぎない。U07259 幽香宗白 山田宗白 幽香 山田宗偏流 九世 家元 花押 楽 赤楽 瓢 茶碗 松寿窯 上作 茶道具 宗偏流 /QA。U50105上作 楽 赤楽 無事 文字 茶碗 松寿窯 茶道具 宗偏流 山田宗白 茶道具 /RU。
しかし菊花天目は、遺品のきわめてまれな点から、おそらく数ものとして、好みによって特定の数だけしか焼かれなかったものではないかと思われる。すでに室町のころから、瀬戸茶入れでも、特定の数だけしか焼かない、いわゆる数のものがあったので、菊花天目もおそらくその類に属するものであろう。【閑】茶道具 錦堂在銘 呉須赤絵『人物漢詩』香合 唐物香合★時代物★4D0325 ■。黒楽平茶碗 楽印有り。たとえば『目利草』には、「菊花天目 白天目に同じ性合、天目内に金気薬にて菊の花の模様あり、至て見事、伯庵と同じかるべきやと思ふ程なり」とあって、時代作風を白天目と同じと鑑し、釉調を伯庵と比較している。
また『名物目利書』には、「菊花天目 小堀。復興膳所焼 ★ 仁清写柳橋茶碗 ★ 即中斎書付 ★ 初代岩崎健三作か ★。【閑】福井楽印造 赤楽茶碗 正絹仕覆付 箱付 / 茶事 茶道具 ☆時代物☆ 3B0204■。要するに菊花天目は、古来、瀬戸天目中の最上手として重んじられてきたもので、遺品のまれなことは、いっそうの声価を加えている。その最大の見どころは、もとよりあざやかな黄瀬戸地に映発する金気釉のみごとな菊花意匠そのものにあり、遠州がもって菊花天目と銘して珍重したゆえんであるが、黄と金気の鮮烈な対照美は強く目に訴えて印象的であり、中世的な幽暗に覆われた天目の世界では、きわだって特異である。【 陶芸作品 】桶谷定一 ★ 白天目 茶碗 ★ 共箱 ★ 覆輪 ★ 茶道具 ★ 凛とした造形が美しい逸品 ★。189抹茶椀仁清・陶六。見込みの濃い飴色の釉だまり、またすこぶる魅力的であるが、中心に石はぜ一箇所、さらに景を加えている。口縁につくろい大小二つ、縦貫入一すじ。茶碗■御嗽碗 明治天皇御調度来?光泉善ゐ 箱書き 古いお茶道具 古美術 時代物 骨董品 希少 名品■。和楽造 赤楽 松島 茶碗 抹茶碗 赤茶碗 楽焼 茶道具 共箱。
伝来。小堀遠州箱書きで『遠州蔵帳』にも見え、小堀家蔵品であったが、安永四年小堀和泉守のとき同家を出て、大阪の又吉の手に移り、のち信州上田藩主松平家に伝わった。茶碗■犬 為洛作 戌 お茶道具 干支 共箱付き 共布 土物 作家物 お茶道具 古美術 骨董品■。猪飼祐一 ★ 灰釉茶碗 ★ 共箱栞 ★ 人間国宝 清水卯一 氏に師事 ★ 緑かかった灰釉が面白い ★ 土味も良好 ★ 清水焼京焼。(満岡忠成)
瀬戸黒 銘 小原木
桃山時代にはじめてつくった、漆黒の釉薬の全面にかかった焼き物を、俗に瀬戸黒と呼んでいる。瀬戸黒といっても、実際には、美濃でつくったものだが、桃山時代には瀬戸と美痰との区別がなかったようである。伝統工芸 工芸美術 楽焼 金 銀 七世 和楽 銘 在銘 嶋台茶碗 共箱 骨董 楽焼 鉢 茶道具 煎茶道具 煎茶碗 抹茶碗 割烹料理 和食 料亭。茶碗■鉄銹釉「西川実」お茶道具 作家物 共箱 共布 古美術 抹茶碗■。瀬戸黒が志野や織部ほど遺品の数の多くないのは、窯の側面にある煙出しの穴から引き出せる茶碗の数が限られており、一窯に多くて四つか五つぐらいしか焼けないためである。
小原木は作ゆきや姿がとくにすぐれ、瀬戸黒第一の名碗として古くから有名であるが、銘は、小原(大原)の山の木を一名黒木と呼ぶので、この茶碗の黒々としているところからつけたものとされている。【至高】 千家十職 永楽善五郎 青地麦藁 湯呑 蓋付 5客共箱 茶道具。古瀨戸 茶入 共袋 共箱 茶入 (共箱) 蓋付 共箱 煎茶 茶壺 茶罐 美術品 時代品 骨董品 茶道具 千家十職 表千家 裏千家。
素地は灰白色のざんぐりとした土だが、腰の露胎の部分は、焦げて淡かっ色をおびている。
内外全面に、光沢のある漆黒の釉薬がかかっているが、内面の見込みは、茶かっ色に焦げている。茶碗■古い黒楽茶碗 直し有り 時代物 古いお茶道具 古美術 時代物 骨董品■。春楽造 内金 彫松 陶印 桐共箱。
姿は豪快なうちにきりりと引き締まり、胴一面に太い箆目があり、瀬戸黒としては無類の作である。
胴は切り立ちにちかく、わずかに下がひろがり、分厚い口は反りぎみである。☆☆☆アンティーク 天皇陛下菊紋、桐紋入茶碗 極稀少品 永遠の御家宝。京焼 茶道具 平茶碗 仁清の銘 紅葉 桜 箱なし サイズ 径14cm 高さ5.5cm。腰以下は露胎だが、高台は低くて小さい。木箆でざくりと削り出してあるが、一方が分厚く、一方が薄く、大きな兜巾がどっしりと立っている。茶碗■七十四代 朝日豊斎 燔師胴紐茶碗 京焼 共箱 お茶道具 古美術 時代物 骨董品■。@@ 京焼 茶道具 茶碗 抹茶碗 立華 赤楽茶碗 たちばな 橘 茶道 茶陶。外箱は桐白木で、表に「瀬戸黒茶碗」、蓋裏に「此茶碗江戸より来る於瀬戸黒者奇妙之作也世無二者也」としるされているが、筆者は不詳である。
伝来は、もと利休所持と伝えられ、その後、江戸にゆき、ついで大阪にかえった。茶道具 佐々木松楽 嶋台茶碗 赤楽茶碗 金白一双 直径14.5cm/17.5cm 茶道 茶器 共箱 重ね茶碗 慶事 京焼。【閑】茶碗 抹茶碗 在銘 / 茶事 茶道具 A0821■。戦後は益田家から出たが、瀬戸黒第一の名碗として知られている茶碗である。
(小山冨士夫)
志野 銘 卯花墻 国宝
志野随一の名碗として古くから有名なものである・卯花墻という銘は、胴に描いた鉄絵紋様を卯の花の咲く墻にみたてて、片桐石州が命名したといわれている。【超値下げ!】YYK50 山川巌造 色絵茶碗 曳舟(共箱)【新品】。アンティーク 天皇陛下菊紋、桐紋入茶碗 2点セット 極稀少品 永遠の御家宝 ②。この土は瀬戸にもなく、美濃でも土岐川の東側にはない独特の土で、あたたかい柔らかい感じの親しみのある土である。
形は、胴は切り立ちにちかいが、大きい箆目が上下二本あって変化を与え、口作りは俗に玉縁と呼んでいる、ぼってりとして厚みのある作りだが、厚いところと薄いところの変化の妙が美しい。茶道具 未使用(け139)。【超値下げ!!】YK53 山川巌造 乾山茶碗 松原(共箱)【新品】。高台は木箆で無造作に削ってあり、だけは低いが重厚な感じがする。長石を主体とした志野釉がどっぶりと内外に厚くかかっているが、これは刷毛で塗ったものではなく、鷲づかみにして、ずばりとつけたもので、つかんだ指あとが、ありありと写真でもよくわかる。【逢絢亭】茶道具 汲出椀 京焼 染付 雲錦の図 5客セット 林淡幽 共箱入り。猪飼祐一 ★ 井戸茶碗 ★ 共箱 共布 栞 ★師:人間国宝 清水卯一 清水保孝 ★ 喜兵衛窯 ★ 茶道具 ★ 端正な姿に梅花皮が良い景色の逸品 ★。
口を上から見ると正円ではなく、むしろ丸味のある三角形にちかく、作りはおもおもしいが、じっさいには写真で見るよりはひきしまった、むしろ小服にちかい茶碗である。姿もよく、作りもよく、釉調も美しいが、この茶碗の何よりの見どころは赤く焦げた火色で、高台内素地の部分にまでよく出ている。茶碗■川崎和楽 御題 竹の絵 ピンク 抹茶碗 笹 お茶道具 古美術 骨董品■。茶碗■仁清寫 京薩摩 宗悠 色絵七宝繋文 時代物 寿 古いお茶道具 古美術 骨董品■。火色は釉薬が薄いと、素地に含まれたわずかの鉄分が焦げてできるものだが、火が甘くてもだめだし、焼けすぎても消えるもので、火加減がむずかしい。
胴の釉下に、瀬戸美濃地方で鬼板と呼んでいる鉄絵具で縦横の線を加えてあるが、もともとは垣を意識して描いたものかどうかは疑わしい。U50127 猪飼祐一 青磁 茶碗 茶道具 /TR。U01402 木村隆 窯変 天目 茶碗 天目碗 共箱 /GP。
卯花墻は志野第一の名碗だが、いつどこでつくられたものか、時代は作風・釉調からみて天正・文禄ごろの作と見るべきであろう。美濃で志野をつくった窯跡は可児町久々利大萱、大平、土岐市泉町久尻、高根、大富、定林寺、妻木、曽木、瑞浪市陶町大川、水上、猿爪など四十余力所に発見されているが、卯花墻をつくった窯は、美濃でいちばんいい志野のつくられた久々利大萱の牟田洞とされている。茶碗■飴釉 古い茶わん お茶道具 古美術 時代物 骨董品■。【逢絢亭】茶道具 茶碗 京焼 河南天目釉 坂田実 共箱入り。
袋 市松更紗織留
内箱 桐白木 蓋表書き付け「卯花墻」片桐石州
蓋裏「やまさとのうのはなかきのなかつみちゆきふみわけしここちこそすれ」
外箱 樫
もと江戸の豪商冬木家に伝わり、明治のはじめ大阪の山田喜之助(澱南)に譲られ、明治二十三年、室町三井家が、当時としては破格の千円で買いとったと伝えられている。昭和三十四年、国宝に指定された。三国丹祐 ★ 清雅 茶碗 ★ 共箱 ★ 宇治黄檗山 万福寺 第四十九代管長 黄檗玉田:文字 ★ 師:三浦竹泉 ★ 雅な逸品 ★ 茶道具 ★。【逢絢亭】茶道具 茶碗 京焼 彫三島 須田祥豊 木箱付き。それ以外にも鴻池家伝来のものなど何点かあるが、伯庵は遺品の数の少ないもので、古来わが国の茶碗ではとくに尊ばれているものである。
その中でも関戸家のこの伯庵は、伯庵の本歌とされ、随一の名器とされている。茶碗■京薩摩焼き 翆涛園 菊文 雲 お茶道具 桐箱 古美術 時代物 骨董品■。茶碗■葡萄唐草 自筆「福寿」東大寺 守屋弘斎大僧正 徳泉造 紫翆窯 染付 お茶道具 桐共箱 古美術 時代物 骨董品■。
『目利草』には伯庵の七契として、なまこ薬、飛び薬、白土、枇杷色、高台の竹の節、片薄、茶だまりをあげ、また『名物目利聞書』には伯庵の十誓(十二品)として、枇杷色、生海鼠薬、しみ、高台片薄、高台縮緬絞り、ろくろ目、きらず土、茶だまり、小貫入、端反り形、(竹の節)、(飛び薬)をあげている。
高麗茶碗で井戸をとくに尊んでいるのと同じように、わが国の茶碗では伯庵をとくに尊び、そのためにこのような見どころもあげているのであろう。赤楽 赤茶碗 在銘 六十翁などメモ 桐共箱 千家十職。川瀬満之 ★ 青華祥瑞文茶碗 ★ 共箱 ★ 捻祥瑞茶碗 染付★ 高台から腰に捻りのある立体感 ★ 川瀬竹春 川瀬竹翁 川瀬忍 川瀬竹志 ゆかり。古来瀬戸の伯庵といわれているが、瀬戸のものか、美濃のものか、それとも朝鮮のものか、はっきりとしない。
関戸伯庵の素地は、ざらっとした中に粘りのある卵殻色の土で、露胎の部分はよごれて黒ずんでいる。岩崎新定 ★ 膳所焼 ★ 色絵橋茶碗 ★ 共箱 栞 ★ 小堀遠州七窯 ★ 茶道具 ★ ぜぜ焼 ★。※茶席用《古い京焼:③ 金彩色 茶碗》(昌山銘/山野草 絵)[箱無・中古]※。腰以下は露胎で、高台の内に俗に飛び釉と呼んでいる、ぽとりと釉薬のかかったところがある。
焼成は酸化ぎみで、黄瀬戸にちかい釉調だが、どこかくすんで、濁った感じである。油滴天目花入加藤時蔵。太田垣連月 茶碗。
造りはぼってりとしているが、縁造りは比較的に薄く、わずかに端反りぎみになり、碗形の胴を大きい高台がささえている。高台は低いが竹の節になり、底裏の削りは片薄で、まん中のうずを見ると左回りのろくろで削ってある。楽印有り 楽茶碗。茶碗■金海写茶碗【蔵六造】山科初窯製 眞清水蔵六 黒釉 共箱 お茶道具 古美術 時代物 骨董品■。
袋 金入色替緞子
内箱 桐白木 蓋表貼り紙書き付け「瀬戸伯庵 茶碗」小堀遠州
中箱黒塗り 面取り朱漆 蓋表貼り紙書き付け「伯庵」筆者未詳
外箱 桐白木 蓋表「瀬戸 茶碗 伯庵」筆者未詳
添え書き付け 一通
もと幕府の医官、曽谷伯庵が所持していたと伝えられ、ついで淀の稲葉家に伝わり、その後転々としたが、江戸深川の豪商、鹿島清左衛門が入手した。明治四十年、井上馨侯爵の所蔵となり、大正十四年、井上家の入札の時、三万六千円の高値で名古屋の関戸氏が落札したと伝えられている。茶碗■平安「片山雅美」 勅題 京焼 桜紋 春 お茶道具 骨董品 古美術 抹茶碗 作家物■。茶碗■未 岡本和郎作 羊 共箱 日展作家 京焼名工 京焼 抹茶碗 作家物 古美術 骨董品■。
桃山期以来、茶人たちの数百年におよぶきびしい鑑賞の歴史を経て、いま、長次郎、光悦、志野の茶碗が脚光を浴びているわけだが、はからずもこれら三種の茶碗が、桃山の茶の湯にあざやかな足跡を残した三人の代表的な茶人、千利休、古田織部、本阿弥光悦の好みになり、またはその手で作られたものであったことは、茶の世界に彼らの残した美の作為、風流の生活が、容易ならざるものであったことを、端的に示したものといえるのではないだろうか。
そしてこのたび、本全集を編するにあたって、和陶の茶碗は四巻・五巻の二冊に収録されることになったが、今日の視点において名碗と称されるのにふさわしい作品を選んだとき、その中核をなすものは、やはり志野を中心とする美濃・瀬戸の茶碗と、長次郎・光悦の楽茶碗であった。茶道具・茶器 抹茶茶碗、黒仁清 誰ケ袖(たがそで)、京焼 中村秋峰作、桐共箱 新品。それは、はじめに述べたような、今日におけるおおむねの茶碗観がそのまま反映したものであり、いわば長い歴史的変遷ののちに、ひとまず現代における評価がここに定まったといえるのである。A_窯元工人不詳落款は有■『見ざる/聞かざる/言わざる』三猿の茶碗。R67【高山泰造】 土の華 信楽茶碗。いまから四十数年前、箒庵高橋義雄翁によって『大正名器鑑』が編さんされたとき、志野・織部・黄瀬戸の茶碗で収録されたものは、わずかに九碗、うち志野は六碗にすぎなかった。。
名古屋出身の茶人箒庵が全力をあげての編著であり、名碗を求めての探索には、とうてい私どもの及ばぬ努力がなされていたにもかかわらず、そこに所載された志野は六碗であった。。もちろん箒庵に志野茶碗の所在がわからなかったのではなく、それは明らかに、当時一般の好尚が志野の認識を深めていなかったことを反映したものと思われる。。
志野茶碗に対する愛好が高められたのは、おそらく、昭和十一年に刊行された如春庵森川勘一郎翁の編著『志野・黄瀬戸・織部』に負うところが大きい。同書には伝世の志野十八碗が、すべて原色版で所載されており、今日における和陶志野に対する評価は、この労作によって啓発されたといえる。茶道具 抹茶茶碗 乾山 桜絵、京焼 中村秋峰作 桐共箱■新品■。茶碗■山王神伝 昌山 神紋入り 京薩摩焼き お茶道具 共箱付き 古美術 骨董品■。
ちなみに、志野茶碗に対する賞玩のあとをざっとふり返ってみると、桃山の茶碗であるから、当時流行の作品であったことは当然だが、江戸初期以後、ことに遠州時代を過ぎると、茶碗の賞玩は明らかに高麗茶碗に偏重し、次いで利休以来の楽茶碗、さらに唐津、萩などがつづき、志野や織部に対してはあまり興味が示されていなかったように思われる。したがって、名物または中興名物にも加えられず、『遠州蔵帳』『玩貨名物記』『中興名物記』など、江戸時代の代表的な名物記にも一碗も所載されていない。桶谷定一 ★ 天目覆輪茶碗 ★ 共箱 ★ 茶道具 ★ 釉景の良い逸品 ★ 天目作品の名工 ★。雪笹 乾山 雪 冬 笹 宮田豊造 茶碗 茶道 正月 和食器 キッチン 骨董 ヴィンテージ ビンテージ インテリア 和 食器。
江戸時代における一般的な傾向はそうであったが、一部の数寄者、ことに町人の問では案外に愛蔵されていた。。その一例として、元禄から元文ころに栄えた江戸の富商、冬木家に「卯花墻」が伝わったことが知られており、大阪の鴻池家にも数碗伝来していた。そしてまた、名古屋や京都の名のある町人の家に伝来したものもかなり多く、いわば志野は、町人の茶碗であったともいえるほどである。茶碗■色絵 鳳凰 平茶碗「美峰造」龍喜窯 抹茶茶碗 夏茶碗 共箱 お茶道具■。E87【ラスト!プライスダウン!】【平安西山】 伊羅保 茶椀。
また幕末の大名茶人、松平不昧の収集品のなかに、志野茶碗が三碗加わっているのも注目に価する。すなわち『雲州名物記』の「名物並之部」に位されている「志野茶碗」、本巻にも所載されている「朝萩」、五島美術館蔵の「梅ヶ香」の三碗であるが、『雲州名物記』は従来の名物記とちがって、不昧公自らの見識によって収集されたものであるだけに、志野茶碗もここにきて、少なくとも『玩貨名物記』の時代よりも認識が高まったといえるのであるが、それはおそらく公の収集が、道具商を仲介してのものであったことが反映したものと考えられる。☆清水焼 平安周斎造 伊羅保 立田川 共箱。R58【高山泰造】 夢 茶碗。
本巻に所載された茶碗は、志野のほかに瀬戸天目、瀬戸白天目、瀬戸黒、黄瀬戸、黒織部、織部、伯庵などであるが、やはり主体をなしているのが志野であることから、志野茶碗の賞玩のあとを略記することによって、はしがきとした次第である。(以下略)
ご覧下さりありがとうございます。茶道具 抹茶茶碗 色絵 鈴蘭(すずらん)画、京都 相模竜泉作、桐共箱 新品、。